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頭が違います 

また、台風が近づいてきているようで、その影響を受けそうな、大分・日田です。
進路予想にあたる地域の皆様には、お気をつけくださいますよう。

というわけで、ギターリペアのお話。。

20161004blog1.jpg 

写真は、弦交換のご依頼でお預かりしたもの。スタインバーガーの流れをくむ「スピリット」ギターです。

スタインバーガーといえば、グラファイト素材の使用やヘッドを持たない構造など、それまでのギター/ベースの概念を打ち破るインパクトで登場し、時代を築きました。
もちろんスピリットにも、その設計思想は受け継がれていて、ヘッドレス構造となっています。

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で、用意したのが、ダダリオESXL120。
ダブルボールエンド弦! です。スタインバーガー専用弦ですね。

弦を張る際には、ナット側にボールエンドを引っ掛けた後、ブリッジ側の各弦独立のテールピース部にもボールエンドを引っ掛けます。でも、そのままだと、弦は止まってくれません。
そこで、ユニットお尻側のノブ=いわゆるペグボタンを回していくと、テールピースがクイクイと後ろにスライドして、ユニット上面のひさしの中に収まっていきます。
すると、どうでしょう。そのひさしがボールエンドのストッパーとなって、弦を張っていくことができるではありませんか! ひさしがまるで、ボールエンドの格納庫のようです。

また、サドルは弦を外すとバラバラになって、文字通り6つの駒になってしまいます。各サドルは、ブリッジユニットに設けられたトレイの上に並んでいるだけなんですね。
でも、そのおかげで、オクターブ調整は、指でサドルを前後に動かすだけでできます。

そして、サドルの位置が決まったら、6弦側のブリッジサイドに仕込まれているイモネジを締めます。すると、すべてのサドルが押されて、動かなくなります。つまり、1本のイモネジで、6つのサドルが固定できる仕組みなんです。(このイモネジで止めておけば、弦を外してもサドルはバラバラになりません)

ほかにも、トレモロスプリングの調整が工具不要でひとつのノブで行えたり、ユニットのフローティング位置での固定とその解除がレバー操作でワンタッチと、いたるところが考え抜かれて合理的にできています。加えて、とてもシンプル!
う~ん、これの原型を考案したネッド・スタインバーガーさんは、とっても頭いいんでしょうね。。

20161004blog4.jpg 

というわけで、張り替え完了いたしました。
個人的に、スタインバーガータイプのギターは、もっと普及してもよいのに、と思っていました。
でも、専用弦が必要だったり、なによりヘッドのないその独特なスタイルがギタリストの受け入れを阻んできたのでしょうか。
もし、それらが理由だとしたら、ちょっともったいない気がいたします。。


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